オルチャンメイクで出社!旅行案内のすべては、私の韓国好きから始まります。

2018.10.01

韓国エリア担当のトラベル・コンシェルジュ、居倉有沙さん。中学生の頃に出会った少女時代がきっかけで、今では年に4回も渡韓するほどの韓国好きに。その大きな韓国愛と、その思いを仕事に繋げていく働き方を聞きました。

きっかけは少女時代。足の長さにもメイクにも、すべてに憧れた


韓国を好きになったきっかけは、少女時代の音楽からでした。ちょうど来日して『Gee』が流行った時、足も細いし、背も高いし、とにかくスタイルがよくて“アイドル”というものにすごくハマってしまったんです。特に、少女時代の曲は日本語だったので、親しみやすかったのだと思います。すごく熱狂的ということはなく、「この曲知ってるな、かわいいな」という程度だったのですが、テレビを見るといつも韓国アイドルが出ている!という時期だったので、韓国のアイドルなのにとても身近に感じたんだと思います。そこからほかのアイドルにも興味を持つようになって、少女時代以外の音楽も聴いたり、メイクをチェックしたりするようになりました。その頃は、横長に強めなアイラインを引いたり、涙袋を強調したりするオルチャンメイクが流行ったんですけど、もちろん私も真似していました(笑)。

好きなものを極めれば?という母の一言が転機になった


大学生の時、第二言語で英語を勉強していたのですが、その英語があまりにもできませんでした(笑)。一生懸命勉強していてTOEICにも挑戦していたのですが、どうにもうまくならなくて(笑)。ある日、あまりにも苦労している私を見て母が言ったんです。「もっとあなたができるような、他の言語にチャレンジしてみたら?」と。そこで英語から韓国語にシフトしました。音楽で親しみがあって、もともと興味があった韓国語だから、ある程度単語も知っているし、やってみようかなという気持ちになれたんです。そこからちょっとずつ自分で勉強するようになり、本格的に勉強を始めてから習得までは早かったです。韓国語の文法は日本語とほとんど同じなので、自然にどんどん頭に入ってきました。韓国語を覚えてからは、現地で実践してみるとけっこう伝わる!という実感を得られました。それがとてもうれしくて、さらに勉強するようになりました。敬語がまだ完璧に使いこなせないので、今も勉強を続けています。

 

学生の時に学んだ旅行業の知識を生かすために、旅行業界へ入ろうと決めた

大学では旅行業や観光に関する勉強していたこともあり、よく海外旅行に行っていました。その間も、韓国語の勉強はずっと続けていたのですが、韓国語が話せるようになってからの旅行はさらに楽しい!ということがわかって、その感覚にハマって何度も韓国に行くようになりました。仕事は、学んだことを生かして旅行業に関わるものと決めていました。

旅行業界の裏側をお話すると、正直なところ、文化の異なる海外の企業とやりとりなどに難しさを感じることがあります。はっきり言われすぎて戸惑うこともありますし(笑)。今まで進めていた話が突然180度変わるなど、小さなトラブルは日常茶飯事。それでも、大好きな韓国と「今の情報」が交換できる仕事にとても魅力を感じます。なにより、毎日蓄積していく新しい韓国情報をお客様と共有できるのが楽しいです。

韓国以外を担当するなんて考えられない。面接で社長に直談判しました

コンシェルジュの担当エリアは、入社時に第3希望まで希望を提出します。でも「人にその土地の魅力を伝える」と考えた時、もともと好きであることと何度も行ったことがあることを考慮すると、私が自信をもってそれをできるのは韓国しかないと思いました。だから入社面接の時は、韓国好きであること、韓国についてならこんなによく知っているんだ!ということを猛烈にアピールしました。最終面接なのに、韓国の好きな俳優さんの話を延々と社長にしたりして(笑)。韓国愛の強さがが、韓国の魅力を紹介するというお仕事につながったのかもしれません。 

念願の韓国担当になって2年目。常に新しい韓国情報を仕入れ続ける毎日

韓国は何度も行くリピーターのお客様が多いので、市場や屋台に行って、買い物して、ソウルタワーに行って・・・という王道プランは、ひと通り経験されている方が多いです。それを超えるプラスαの提案をするために、年4回は韓国に行って新しい情報を仕入れるようにしています。「居倉さんはどこに行ってるんですか?」と聞かれることも多いですし、なるべくお客様が知らないような情報を仕入れたいので、日本に来ている韓国人の留学生と友達になって、地元を案内してもらうこともあります。私自身は、フォトジェニックな旅を提案するのが得意なのですが、Instagramで写真映えしそうなカフェや気になるお店を見つけたら、必ず実際に行ってみるようにしています。

まだ知られていない韓国の魅力を伝えたい。これからやりたいこと

チョッパルの部位を説明してくれている様子…

韓国旅行をより楽しむうえで大事なのは、やはり言語かなと思います。日本語を話せる方も多いですが、バッチリ日本語が通じる国ではないのも確かです。実は昔、まだ言葉がそこまでわからなかった頃に、少し怖い思いをしたことがあるんです。漢江遊覧船のクルーズに乗るために友達とタクシーに乗ってヨイド(汝矣島)という場所を目指していたのですが、タクシーの運転手さんがその場所をよく知らなくて、土地勘もなく、途中でおろしてくださいとも言えず、全然別の場所に連れて行かれてしまいました。結局、運転手さんが再確認して、正しい場所まで連れて行ってくれたのですが、言葉をもっと学ぼうと思うきっかけになったし、よいタクシーをつかまえるコツも知っておくべきだなと思いました。日常で使う、知っている単語をちょっと使ってみるだけでもいいし、私が韓国語を学び始めたときのように、通じた時のうれしさや感動は、観光スポットを訪れただけでは経験できない楽しみ方だと思います。そういう楽しみ方も、商品の紹介を通して提案できるといいなと思っています。

また、新スポットやまだ一般には知られていないグルメもどんどんおすすめしたいです。ソウル市内でいえば、カフェが多く建ち並ぶハプチョン(合井)というエリアがあるのですが、とてもお洒落な通りがあっておすすめです。さきほどお話した漢江も私の大好きな場所なのですが、韓国人の大好きなチキンを買って、レジャーシートを広げて漢江大橋を眺めながらゆっくりするのもおすすめです。そういう「過ごし方」や「滞在方法」もたくさんご紹介していきたいです。お客様との会話の中で必ずといっていいほど出るのがグルメのお話ですが、たとえば、そういう時にチョッパルという豚の足を使った料理なんかをおすすめすることもあります。ポッサムに似ているんですが、とってもおいしいんですよ!一般的には知られていなくても「私が好き」という基準で、知っていることをどんどんご紹介していきたいですね。

これからやりたいこととしては、韓国の地方のツアーをつくること。実は、何度も韓国に訪れているのに、プサン(釜山)に去年初めて行って、その魅力に取り憑かれてしまったんです。海の香りがずっと市内に漂っていて、食べ歩きのできる市場や買い物スポットも賑わっていて、本当に素敵な所でした。ちょっぴり「田舎」のイメージがあったのですが(笑)、思っていたよりも観光がしやすい街でした。ただ、韓国第二の都市として知名度はあるものの、フライト条件の影響もあってどうしてもソウルに観光客が集まりがちです。プサンは、テグ(大邱)などほかの地方都市にもアクセスが良いので、特に韓国リピーターの方たちには、今後そういった地方を見ていただくツアーをご紹介できたらいいなと考えています。また、先日セブを訪れた時、街を歩けば韓国人に会う!というくらい韓国人が多かったのが印象的でした。韓国に関連する別の国の情報なんかも、お話の中で共有できたら面白いかなと思っています。

純粋に、文化や食を楽しむ旅先として韓国を選んで欲しい

特に若い世代に、韓国は「近いからいつでも行ける国」「いま行く必要のない国」という感覚があるように感じることがあります。また、韓国はどうしても「安く行ける」というイメージが先行しているようで、ご提示しているツアー金額が「高い」と言われてしまうこともしばしば。でも韓国は、人、食べ物、文化などすべての面で、日本とはまったく異なるアジアの国としてとても魅力がある国なんです。お客様には、それらの魅力、『本来ある海外旅行の価値』を楽しむために、韓国旅行を選んで欲しいです。今も、私と同じようにアイドルから影響を受けて音楽から韓国に興味を持ち、そこから音楽以外の文化にも興味を持つようになる、という人は多い。でも、近いからいつでも行けるから、今じゃなくても良いと、韓国を旅先に選んでもらえないのはすごく残念に思います。

たとえば、韓国はごはんがとってもおいしいです。キムチひとつを例にあげても、日本で売られているものとは材料や発酵具合などが異なるので味が全然違います。1品頼むとパンチャン(小皿のおかず)がセットでたくさん出てくるスタイルも特徴的ですが、フォトジェニックでそれも楽しいと思います。それから、ちょっと強気で思っていることをはっきり言ったり、そっけない態度をとったりする韓国人の人柄も面白いです。空港に着いて免税店のスタッフがスマホをいじっていたりすると「あ、韓国に来たな」と感じますし(笑)。日本では味わえないことですよね。韓国は、そういう当たり前の日常の違いに、大きな魅力を感じる国です。カフェや雑貨、新しい美容情報など、女子が好きなものがたくさん詰まった国でもあるので、そういう「韓国旅の本来の価値」をもっともっと知ってもらいたいなと思っています。

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