「旅を仕事に」そして「仕事を旅に」を、旅行会社で叶える私の術。

2018.12.27

旅工房の制度のひとつ、自己啓発や海外留学などの目的で休職ができる制度「キャリアビュー制度」を利用して、2ヶ月の旅に出た、世界遺産・秘境セクションのトラベル・コンシェルジュ櫻井鞠奈さん。「インドカレー屋さんで働きたいと思って、コンシェルジュを辞めようと思ってたんです…。」そのひとことから始まったインタビュー。旅人でもあり、またコンシェルジュでもある櫻井さんの旅への思いを聞かせていただきました。

キャリアビュー制度をつかおうと思ったきっかけはなんですか?

正直なことを話すと、インドカレー屋さんで働きたいと思って、コンシェルジュをやめようと思っていたんです…。(笑)
1番好きな国がインドなんですけど、1番好きなのにまだまだ知らないことがたくさんあるのが悔しかったんです。実は7回インドに行ったことがあるのですが、コンシェルジュとしてインドを担当していると、まだまだ知らないなぁって感じることがあって。どんどん、もっと知りたいという気持ちが強くなりました。
だから、インドのことをもっと知ることができそうな、インドカレー屋さんで働きたいと思ったんです。インドカレー屋さんって、働いているひとも南アジアの方が多いですし、一緒に働いてみれば、分かることがあるかもしれない!とか、チャイの作り方を覚えれば、なにか分かることがあるかもしれない!って思って…。とにかく、インドカレー屋さんで働けば、インドのことをもっと知ることができるんじゃないかって、思ったんですよね。(笑)

だけど、上司の倉田さんにそのことを相談している中で、私の中にあるのは、「知りたい欲」なのかもしれないって気がついたんです。それはインドに限らず、自分が担当している旅先すべてに対して「もっと知りたい」って気持ちがあって。もっと知りたい、まだまだ足りないと思いながら、旅行をご案内することがだんだん苦しくなっていたんです。
そしたら、倉田さんが「じゃあ、キャリアビュー使えばいいじゃん!」って言ってくださって。「キャリアビュー制度」で旅に出るのもいいかもなぁって思い始めたんです。
実際に、同じセクションの鈴木さんやリーダーの太田さんもこの制度をつかっていたことがあって、私もつかってみようと思いました。

キャリアビュー制度を使って行かれた、今回の旅はいかがでしたか?

今回、旅先に選んだのは、アメリカ、スリランカ、トルコ、ブータン。
時間が限られていたので、なくなくインドは諦めて、世界遺産・秘境セクションでご案内をしているのに、まだあまり行けていなかった国を中心にまわりました。

実際に行ってみると、これまでも旅する度に思っていたことなのですが、もっとコンシェルジュをがんばらなくちゃって思うんですよね。インドやスリランカなど、現地で働いているガイドさんや現地の手配会社の方は、ものすごく頑張っていて、会うといつも「こういうホテルができたんですよ」とか、「こういうツアーを作ってみたいですね」とかって、積極的に旅行のことをお話してくれるんです。そういう姿をみると、私も頑張って、この人達にお客様をもっとたくさん届けたいなって思いますね。

あとやっぱり、実際に行くと、もっともっとその国のことが好きになるんですよね。それに新しい発見もたくさんあって、素敵なカフェやホテルを見つけたりすると、あぁ、早くお客様に伝えたい!って思うんです。少し前まではモチベーションが下がっていたのに、帰国してまたコンシェルジュとして働く日々が楽しみになっていました。

旅を経て、帰国後のお仕事に変化はありましたか?

帰ってきてからは、仕事が前よりもスムーズになりました。知識が増えたので、自分の頭の中の引き出しから、情報を出してお客様にご案内できるようになったことが増えたんですね。
それから、前よりもコンシェルジュの仕事が楽しくなりました。やっぱり自分が見てきた新鮮な情報や、そこに行った実体験をお客様にお伝えできるのは、嬉しいですよね。そのほうが、やっぱりお客様にも喜んでいただけます。また、他のコンシェルジュに対しても、教えてあげられることが増えて、それもまた嬉しいですね。

実際に今回の旅で見つけた、お客様にご案内していきたいなと思ったものは、本当にたくさんあるのですが、ひとつあげるとすると、スリランカのシギリアロックの近くにあるピドゥランガラロックです。これまでもちらほらとお客様から、気になるとのお声をいただいていたスポットで、今回の旅で実際に行って、どんな場所なのか確かめてみることにしたんです。

スリランカに行かれるお客様の多くはシギリアロックに登られるのですが、シギリアロックに登ってしまうと、シギリアロックの写真が撮れないんですよね。

でもその目の前にある岩、ピドゥランガラロックに登れば、シギリアロックがすごくきれいに見ることができる、かつ入場料もシギリアロックの10分の1程度で、まだ観光客も少ない穴場スポットで。
これまでツアーには入っていなかったスポットだったのですが、早く帰国してツアーに組み込みたい!と思いました。

旅をするとその国のことをより深く知ることになるし、その国のことをもっと好きになるんです。そうすると、好きになった国のことを誰かに話したい、お客様に話したいって思うんですよね。
だから私は、旅をすればするほど、トラベル・コンシェルジュの仕事をしたくなるんだと思います。笑

これから、どんなことをしていきたいですか?

まずは、まだ行ったことのない国に行ってみたいです。ケニアに行ってサファリもしたいし、エジプトやモロッコにも行ってみたいし、ヨルダンにいってペトラ遺跡もみたいです。ただ、大好きなインドももっと広げていきたいです。もっとたくさんの人に行ってほしいです。

インドには、貧しい人がたくさんいて、私の大好きなエスニック雑貨を作っている人もまた貧しい暮らしをしていて、それってすごく悲しいじゃないですか。堀江さんのインタビューと重なるところがあると思うんですけど、観光でインドを豊かにできたらなって思うんです。私だけじゃなにもできないけど、たくさんのお客様がインドに行ってくれれば、可能性は広がっていくと思うんですよね。

だけど、インドの貧しいところを見に行ってほしいとかそういう訳ではないんです。タージマハルをみたり、宮殿ホテルに泊まるのもいいし、インドのおいしいものを食べたりしたら、きっとインドのことが好きになるだろうし、そういう人が増えていくだけでも、何かが変わってくると思うんですよね。
だからこれからも、トラベル・コンシェルジュとして、お客様の旅がもっともっと楽しくなるように、サポートをしていきたいですね。

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