タイ旅行の市場は料金のバトル。お客様に選ばれるツアーを作り出す旅行企画のメソッド

2019.03.26

タイ・マレーシア・シンガポールなどの旅行を取り扱うアジア2セクションの企画スタッフ利根川護さんに、旅工房での旅行企画のお話と、お客様に選ばれるツアーをつくるために大切にしていることを伺いました。

大好きだった地図帳で見つけた将来の道

今は、トラベル・コンシェルジュという仕事をしていますが、実は小さい頃は「お医者さんになりたい!」と思っていました。でも、中学校に入って理系が苦手なことに気がついて、医者は難しいなと思ってしまったんです。そこで、どんな仕事をしていきたいかと考えたときに、好きなことを活かせるような仕事をしたいなと考えるようになりました。
理系科目が苦手な一方、地理が得意で好きだったので、それを活かしたいっていう思いで、大学は観光学科に進学しました。

地理が好きなのは、もともと私の両親が旅行好きだったからだと思います。小さい頃からよく旅行に行っていて、物心ついたときから、海外旅行は大好きでしたね。ちなみに、両親は今も旅行が好きで、世界中飛び回っています。笑
海外旅行好きが高じて、地図帳を眺めることにハマっていました。今思えばおかしいくらい…笑 そのおかげで社会科のテストだけ特別点数が高かったんです。大学に入って地図を極めて、それを活かした仕事を見つけたいと思っていました。

30か国を旅した学生時代。旅費の節約で習得した旅行手配術

大学に入学してからの趣味も、もちろん旅行。いかにたくさん旅行に行けるかを考えて、旅費を稼いだり、節約をしたりしていました。
毎月10万円以上は稼いでいましたね。あの頃は、体力があったんですよね…笑 大手中学受験塾の採点バイトをしていて、毎週末全国1万人以上の子どもが受けるテストの回答を、朝から晩までひたすら採点してました。

それから節約。いかに安く行くかをしらべるのが結構好きだったんです。今は旅行会社で働いてますが、大学時代は旅行会社のツアーで旅行をしたことがほとんどなくて、いつも自分で計画を立てて、飛行機とホテルを予約してと、個人で旅行の手配をしていました。まるで、トラベル・コンシェルジュの仕事みたいですよね。笑

当時は自分で手配したほうが絶対安いと思ってたんですよね。ただ、入社してから旅行会社のツアーの方が結果的に安いことがほとんどということに気がつきました。旅行会社だからこそ手に入れることができている航空券のレートがあったりするんですよね。旅行会社のツアーで行くことの良さは他にもたくさんあるので、それはこれからもお客様に伝えていきたいですね。

1か国、1か国、確実に旅をする。世界地図コンプリートへの挑戦

旅行に行くときは、いつもしっかり下調べをしてから行きますね。現地で考えている時間がもったいないですよね。笑 下調べは、観光地はもちろんですが歴史を知りたいので、ガイドブックだけではなく本を買っています。できるだけ、ぶ厚めの。笑 せっかく行くなら、取り残しのないようにその国を楽しみたいんですよね。下調べをすれば現地での発見が増える気がしますし、効率良く、行きたい場所は漏れなく巡ることができるんですよね。なので、一度行った国にまた行くことはほとんどないですね。

※利根川さんの渡航歴。トラベル・コンシェルジュのプロフィールページでは、一人ひとりの渡航歴や旅への想いをご紹介しています。

行き先を決めるときは、行ったことのない国をメインに、世界地図の中で行きたい国を探します。マイナーな国を見つけると、たまらなく行きたくなりますね。笑

例えば、ブルネイって知ってますか。アジアにある国なんですが、私が行った5年前は、まだまだ知られてない国で、テレビで「99%の日本人が行かない国」って紹介されていました…笑 今は、直行便も飛び始めるなど、注目度が上がっている国の1つなんですよ。

ブルネイって、面積で言うと三重県くらいのすごく小さな国なんですけど、島国で、天然ガスや石油が採れるので、お金持ちな国なんですよね。三重県サイズで資源が採れて、お金持ちだなんて…すごい気になりません?笑 写真を見てみると、すごくきれいなモスクがあったりして、いったいどんな人が住んでいるんだろうって気になって、行ってみました。

結果、すごく、すごく良かったです。現地の人の暮らしは割と普通。中には、掘っ立て小屋で暮らしている人もいました。それから、現地の人はみんな心に余裕があって、すごく暖かったんです。例えば、横断歩道でも、車はほぼ100%止まってくれたり。あとは、バスの最終が18時で、残業が無かったり。「こんな国があるんだ」と衝撃を受けました。好きな国ベストスリーに入りますね。

旅行をするのが好きなヨーロッパと、企画をするのが好きなアジア

現在は、ブルネイも含むアジア2セクションで、タイやシンガポール、マレーシアなどのツアーの企画をしています。次年度で4年目になります。
実は、入社前は旅先としてヨーロッパが好きだったのもあって、ヨーロッパセクションを希望していました。なので配属がアジアに決まったときは、「アジアかぁ…」とがっかりしていました。笑
ただ今はもう、ヨーロッパセクションで働きたい!という気持ちはあまりないですね。アジア2セクションの仕事がすごく楽しいんです。今言えるのは、旅行をする上で好きな旅先と、仕事をする上で好きな旅先は違うということです。

ツアーを企画するといっても、ホテルや飛行機、現地でのアクティビティを組み合わせて旅程をつくる、という作業だけではないんですね。まずは、ホテルや飛行機の仕入れをします。その後に旅程と出発日ごとの料金表をつくります。いわゆる、ツアー企画と言われるところですね。さらにその旅程をツアーとして販売できるようにページを作る作業があります。具体的には、写真を載せたり、ツアーの名前を考えたりします。ここまで来ると販売ができるのですが、販売後もやることは続きます。メンテナンスと呼んでいますが、他の会社さんなどマーケットをみて価格を調整したり、座席がなくなった出発日の販売を終了させたりします。これだけの業務を抱えているので、「企画ってどんなことしてるの?」と聞かれても、一言で答えるのはすごく難しいんですよね。笑

そんな中でアジア2セクションで重要になるのは、ホテルや飛行機の仕入れです。それからメンテナンスでの価格調整。アジア2セクションで取り扱っている行き先、タイのプーケットやシンガポールは、ヨーロッパなどのツアーに比べて、旅程の工夫のしようがあまりないので、価格がより重要になってきます。いかに安く仕入れるかはすごく重要で、時には勝負に出た仕入れをすることもあって、やりがいがありますね。

方面別組織体制を活かして、お客様が旅工房を利用する価値をかならず作り出す

先程、タイのプーケットやシンガポールは、ヨーロッパなどのツアーに比べて、旅程の工夫のしようがあまりないと言いましたが、お客様が旅工房を利用する価値というものはいつも考えています。個人で手配されたり、他の旅行会社を利用するよりも、旅工房を利用したほうが良いポイントを必ず作りたいと思っています。

例えば、先程もお話した安く行くことができるということもそうですが、トラベル・コンシェルジュだからこそできる、ご提案にはセクション全体で力を入れています。まずは、知識として、ホテルの情報などは徹底的に勉強するようにしています。お客様のこれまでの旅のお話を聞いたときに、ベストなホテルを頭の中から引き出せるようにするためです。また、言葉の使い方にも気をつけています。だらだら文章を書いたり、曖昧な文章を書いたりしないことですね。「客室が広いです」と書いても、人によって広さの定義が違うので、「客室が何平米です」と明確に書くようにしています。

業務の幅はとても広く、やらなければいけないこともたくさんありますが、ひとつひとつの旅行を仕入れから作ることができるのってすごく面白いんですよ。これは、方面別組織体制だからできることで、他の旅行会社さんではできないんですね。自分で仕入れて、自分で組み合わせて、自分でツアーページを作って、売っていく。2019年度からは後輩が入ってくるので、企画の面白さを教えられたらいいなと思っています。

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