ドイツのイメージを一新させる。旅行会社ならではの体験価値を提供していきたい。

2019.05.24

ドイツに並々ならぬ情熱を注ぐ、ヨーロッパエリアのツアー企画を担当する鈴木脩馬(しゅうま)さん。名前のルーツがドイツ人だったことから始まり、何かにつけてドイツに引き寄せられてきた人生。そんな脩馬さんに企画やドイツへの熱い思いをお聞きしました。

生まれたときからドイツと関わる運命だった

僕が生まれた時はちょうどF1の全盛期。当時ブラジル人のスター選手セナが有名で、そのセナを脅かす存在として、ドイツ人のシューマッハが台頭してきていました。両親がF1好きで、女の子だったらセナ、男の子だったのでシューマッハから取ろう!ということで、僕はシューマッハからシューマという音をもらい、脩馬になりました。名前はドイツ人の名前からもらったんだよ、とずっと聞いていて、そこからドイツに親しみを持つようになりました。


【レーゲンスブルク】

その後も日韓ワールドカップでドイツが決勝まで進んでいて、当時サッカーが好きだったのでドイツの国内リーグを見るようになりました。国内リーグを見ていると、ドイツの地名に詳しくなってくるんです。ミュンヘン、ブレーメンとか都市を知って、選手の名前からドイツ人の名前にも詳しくなって、どんどんドイツへの興味が高まってきました。

そんな時に高校にドイツ人の留学生が来たんです。高校で第二外国語でドイツ語を選べたっていうのもあるし、ドイツ人留学生と仲良くなったのもあってどんどん言葉だけでなく文化の違いも知るようになりましたね。留学生の友達が帰った後、せっかくだからと訪ねて行ったのが初めてのドイツ旅行になりました。


【留学生とドイツオランダベルギーの国境が接する点にて】

きっかけは名前だったけれど、ワールドカップがあって、留学生がきて、語学に興味があって…色々重なってドイツにどっぷり浸かった感じですね。

イメージに囚われず、実際の空気感を感じてほしい

ドイツ語の授業で、ドイツ人の先生からドイツのイメージを聞かれたことがありました。その時、ヒトラー自身はドイツ人ではないけれど、ヒトラーとか戦争とか、ドイツに対して暗いイメージを持っている人が多いことを知って。自分はシューマッハを通してドイツが好きだったし、みんなは違うイメージなんだ…ってそれが衝撃でした。
たしかにドイツに行くと戦争の歴史はあるんですけど、それだけの国ではないんです。ロマンチック街道はメルヘンな雰囲気だし、昔の街並みが残って歴史を感じられるし、ドイツ人は真面目なイメージがあるかもしれないですが、実はユニークな人が多いんです。
自分は実際に行ってみてそれを感じてきました。自分の目で見たこととイメージって全然違うんだ!っていうのを旅行を通じていろんな人に感じてほしい。だから旅行会社で働こうと思ったんです。


【ブレーメン】

日本と関係が悪いと言われている国にあえて行ったことがあります。どれだけ敵対視されているのかなって。でも行ったら本当にいい人ばかり。泊まったホテルのスタッフも親戚のおばちゃんみたいに優しかった。
ニュースなどで報道されて、日本や日本人が嫌われていると思っていたから、自分も嫌な国って思っていました。でもそんなことはなかった。実際に見て知って感じたことで、その国を嫌いではなくなった。政治的には色々あるかもしれないけれど、行ってみると思っていたことと違うということが分かる。その積み重ねで色んな見方が変わっていく、そういう新しい見方に出会える旅行を提供していきたいと思っています。

ワイン農家で農業体験。旅行会社でしかできない旅を提案していきたい

今は、一般の方が自分で航空券を探して、ホテルを探してがネットでできるので、旅行を考えやすい時代です。だからこそ、旅行会社にしかできないことが必要です。例えば旅行会社の強みは現地の人との繋がりがあること。アグリツーリズムで農家に行くとかそういう体験を、一般の方が現地の人にアポをとってやってみるのは難しいと思います。

でも旅行会社なら現地のオペレーターと連携して実現できます。ワイン農家に滞在するとか、そういう体験があったら行きたい人はいるし、ぜひ体験してもらいたい。お客様が自分でできないことを考えて提案していくことが、旅行会社の価値だと思っています。

ヨーロッパを心おきなく楽しんでもらえるような提案がしたい

例えばドイツに行くとなれば王道プランがあります。それでももちろん良いのですが、そのプランで行くにしてもこの都市からこの都市へは日帰りで行けるとか、この都市ではこういうことができるとかは、なかなか調べにくいと思うんです。

泊まる都市は人気のあるフランクフルトやローテンブルク、ミュンヘンかもしれないけど、こういう体験がプラスにできるってことを企画に盛り込んだりしています。
ここは鉄道で乗り継いで、こっちからは船で行って、こんな移動の方法がありますって。特にヨーロッパは色々な移動方法があるので、そこでベストなルートを提案して、めいっぱい楽しんでもらいたいんです!そこに僕らの存在意義があると思います。

ドイツの隅々まで知っているからこそ、北ドイツを勧めたい

ドイツの北側に行く人は少ないのですが、北ドイツはかなりおすすめです。ハンブルクは意外と知られていないけれど、ビートルズがビートルズとして活動し始めた地。ビートルズはイギリスの人だけれど、最初に名声を博していたのはハンブルクのライブハウスなんです。ハンブルクは大きい街で都会だから、新聞社とか本社が色々あるスタイリッシュな街なのですが、街の真ん中に湖があったり、横浜の赤レンガのような街があったり、色んな顔が混在している地域。そんなところを見てほしいです。


【ハンブルク】

ベルリンは戦争での壁が有名ですが、その壁が今はグラフィック化されていてアートの街になっています。戦争の東西分断を感じさせるものだけれど、びっちり絵が書かれていて、芸術家がたくさんいる街になっているんです。若い人もいっぱいいて、コスメもたくさん売っています。戦争の頃の古い街も感じられるけれど、今の新しいドイツも感じられる魅力的な街です。

(その後もドイツへの熱い思いは止まらず…一部省略します。笑)


【ベルリン】

これからも、行って知っているからこそ伝えたい、ドイツの魅力・ヨーロッパの魅力がつまったツアーを企画していきたいと思っています。

ソーセージが焼けるほどの熱量。さすがドイツマスターです。

一覧へ戻る

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

一覧へ戻る

RELATIVE POSTS

Page Top

FOLLOW US

INSTAGRAM

ABOUT

旅行会社旅工房が、「旅」とはなにかを見つめていくWEBメディアです。
旅の作り方、旅の探し方、旅そのものが大きく変わり始めた今だからこそ、
私たち旅工房は、時に出会い、時に挑戦し、時に感動し、時に考えながら…
まるで旅をするように、「旅」を見つめていきます。

MEDIA